暑中お見舞い申し上げます。
簡易裁判所の民事調停委員と原子力損害賠償解決センターの
仲介委員として、ベテランになりました。
当事者代理人としての弁護士と、
和解案を提示する立場の調停委員又は仲介委員の仕事をしているうちに、当事者代理人の立場であっても、
調停委員や仲介委員の立場に立った結果を目指すものに
変化してきました。早い段階で目指すべきゴールを正しく設定すれば、
そこに至る道筋は最短距離の直線的なものになりますが、
無理なゴールを設定すると山あり谷ありの道程になり、
却って依頼者や自分の首を絞めるからです。
最近は、裁判所にも意見を持ち言葉にすることもありますが、
これは、自分が齢をとって遠慮がなくなっただけではないと
自負しています。
2014年7月20日