初春
自分の家の庭先までにしか興味のない個人主義と、
何かを信じるというのでもないニヒリズムがと昂高じているところに、
震災と原発事故が起きて、脱原発という信念が芽生えました。
原発訴訟では、多くの裁判官が、分からないことは専門家に任せて
自ら解決すべき目の前の課題から逃げた結果、
原発の稼働を認めました。
分からないことを分からないままに判断すると、
職責を果たせないという教訓です。
原発ほど難しい問題ではなくとも、
小さな分からないことはしょっちゅうですので、
この教訓から、一つ一つの仕事を丁寧にやるしかないと肝に命じ、
かつ職責を果たせなかった裁判官を反面教師として、
何かにつけて地道に取り組んでいこうと思います。
2012年1月1日